10月4日(水),十勝教育研修センターを会場に平成29年度教育講演会が開催されました。名城大学教職センター教授 曽山 和彦 氏 を講師にお招きし,「通常学級における特別支援教育」という演題のもと,講演が行われました。教育関係者約170名の皆さんが来場され,特別支援教育について考える貴重な機会となりました。
講演の概要
教室でできる特別支援教育として ,
① 気になる子の理解
② 学級集団の理解
③ 全ての子の自尊感情とソーシャルスキルの育成
の3つのステップについてお話していただきました。障害の理解と支援の基本理念をおさえて初めて,個に応じた具体的な支援が見えてくることや「ルール・ふれあいづくり」を学級・授業づくりで行うことによって自尊感情やソーシャルスキルを育んでいくことなど,実践例を用いて分かりやすくお話ししていただきました。講演の内容はもちろん,曽山氏の熱意あふれる語りに引き込まれ,1時間30分があっという間に過ぎる講演会となりました。